投手陣、ロッテ井口監督の考えるキーマンと方針。「四球では代えない」
井口資仁監督に聞く。Q16 この選手は核になってほしいという投手はどなたですか?
だから秋季キャンプでは、投手陣には「真っすぐを見直す」ことを一つのテーマにして取り組ませました。
キレのあるファールを取れる真っすぐ。困った時に頼れるような真っすぐ。そういう質のストレートを身につけて欲しいな、と。
そのために、秋季キャンプではバッティング練習でピッチャーたちにバッティングピッチャーを務めてもらいました。「真っすぐで打たせないようにしてくれ」と伝え、逆にバッター側は、そのピッチャーが打たせないと思って投げた真っすぐをなんとか打ち返しなさい、という具合です。
パ・リーグには速球派のピッチャーが多いですからいいボールなら、真っ直ぐとわかっていても打てないものです。
これはピッチャーにとってもバッターにとってもいい練習になったと思います。体ができ上がっている状態の秋季キャンプでしかできない練習ですからね。
マイク・ボルシンガー、エドガー・オルモスの2人の新外国人投手にも大いに期待しています。彼らがが、どこまで結果を残してくれるか…投手陣全体の成績を考える上では大きなウエイトを占めるでしょう。
僕は、投手の起用はもちろん、試合中の交代のタイミングなど、基本的には投手コーチに任せようと思っています。最終的な判断は僕が下すわけですが、野手出身の僕にとっては、管轄外というか専門外のことなのでね。投手コーチたちとは密にコミュニケーションをとっていきますが、下手に口出しし過ぎない方が、うまく回るのではないかと考えています。
〈明日の質問は…「Q17千葉ロッテマリーンズは、井口さんから見てどんなチームですか?」です〉
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